

「LoveFOOTBALL」のファンに、あるいは開発者に、熱いメッセージを届けるインタビュー企画。
第一段は、今作において実況を担当して下さるフリーアナウンサー、倉敷保雄さんです。

収録現場の模様です。(左:倉敷保雄さん、右:宮澤ミシェルさん) |
―本日はよろしくお願いします。われわれは倉敷さんとの付き合いも長いのですが、倉敷さんをあまり知らない方もいらっしゃるので、まずはとてもベーシックなことから聞いて行こうと思います。
倉敷:そんなに広がりはないので、人間的に(笑)。何でも聞いて下さい。
―ではプロフィールから。まずは・・・好きな食べ物から(笑)。
倉敷:コーラとホットドッグが好きですね。コーラが無い人生は考えられない。サッカーとコーラだったら?・・・コーラですね(笑)。
―これは色々なところで聞かれていると思いますが、好きなチームや選手は?
倉敷:国によって色々ありますね。中でも1番愛してやまないのは、オランダのアヤックス。その中でもヤーリ・リトマネンという選手が好きです。ブラジルだとコリンチャンス。スペインではアラベス。ブンデスリーガではマインツ・・・色々ありますね。Jリーグに関しては・・言わないようにしています。あるんですけど、言わない(笑)。
―倉敷さんは大阪出身ですよね。アナウンサーになられる上で、イントネーションなどの苦労はなされなかったんですか?
倉敷:生まれは大阪です。ただそれはほんの少しだけ。その後は京都にもいたし、滋賀にもいたし・・・発音の苦労は全然。自分で言うのも何ですけど、音感が自分では良いと思っているので、言葉を覚えるのがとても楽しくて・・・。関西弁だって色んな種類があるけど、それを聞き分けていくのがとても楽しい。
質問の答えに戻るならば、確かに親戚はみんな関西人ではあるんですが、1番言葉を覚えるであろう時期に、テレビばっかり見てたので(笑)。テレビって訛ってないので。
―座右の銘などはありますか?
倉敷:御社と1番初めに仕事をしたとき・・・PS『リベログランテ2』だったかな。その担当者が言ってた言葉が凄く好きでして。
「明日の自分が、きっとこの問題を解決してくれる」(笑)。僕は素晴らしいと思いましてね。今日出来ることは、明日に延ばそうってのが・・・いいなぁって。
―趣味は?多すぎて言い尽くせないですかね(笑)?
倉敷:ガーデニングには凝ってますね。あとは、昆虫や魚系はよく飼ってました。
―たしかに倉敷さんの実況を聞いてると「昆虫詳しいなぁ」と思うことがよくあるんですけど(笑)、その他に、世間に公表していない趣味ってありますか?
倉敷:BCLとか・・・。あ、知らないですか。色んなラジオ放送を聴いて、遠くの放送局に「受信報告書」っていうのを送ってカードを貰うんです。今で言う切手集めみたいな感覚かな。80年代に多感な時期を過ごした人は知ってると思いますよ。
(・・・以下、延々とBCLの話題、好きなアニメーターの話題、特撮ドラマのスーツアクターを見分ける特技など、確かに公表していない倉敷さんの趣味の話題の数々・・・大変心苦しいのですが、ここでは割愛します)
−いよいよ本題に入って。今回の「LoveFOOTBALL」でのお仕事はどうだったでしょう?
倉敷:やはり昨日よりは今日の方がうまくなっていると自分でも思いますね。つまり前回(PS2「フットボールキングダム」)よりは巧くなっていると。ただ、やはり明日の方がうまくなっていると思います。
本来、ゲームが持ってるゲームらしさというのかな。リアリティを活かしつつ、遊び心を持ったゲームにまた一歩、近づいたのかなという気がします。クリエイターが「遊び心」でユーザーに挑戦するという、ユーザーがこうくるとは思わないだろうってことを、音声の面でも色々やれるんだなってことに今回気づきましたね。
もちろん今作でも既にその片鱗は見えていると思います(笑)。ただ、もっとできるし、もっと壊せるなという思いがあります。そしたらもっと上に行けると思いますね。
今回のラブフットボールでいえば、見て欲しいのはやっぱりXbox360という新しいハードのグラフィックの可能性とかで、それはもちろん凄いことなんだけど、自分にはアナログな部分での発見が大きかったかな。ミーティングの大切さや、気の知れたスタッフと仕事をすることの大事さは身に染みましたね。
―今回コンビを組まれることになった、宮澤ミシェルさんについては?
その前に僕、ゲームは娯楽だと思うんです。だからもっとスポーツゲームは、ゲームというものにシンクロするべきだと思うんですよね。
ミシェルさんはそういう意味で、突き抜けられる可能性を持った人だと思います。ゲームの音声を聞いて楽しくなれる。あの人も歌唄いですからね。レコードも出してますし。今日は持ってこなかったけど(笑)。
唄うような声がゲームから流れてくる。そして弾んでいる。それだけで娯楽的な要素があったり、楽しくなる。そういうスポーツゲームは、今まであんまり無かった気がするんですよ。
どうしてもサッカーゲームだと専門のアナウンスを使い、専門の解説者を使う。そうなると、そっちがウリになってしまって、「テレビゲームの音声」的な楽しさや明るさは二の次、三の次に置かれる傾向にあると思うんです。
それが、まずアナウンスがチャラチャラした声質の人をピックアップしたということ(笑)。それに解説の人も明るくて唄うような人・・だから、課題はもっと唄わせてあげれば良かったなぁと。それにしても、声質として非常に明るく、楽しいものにはなっていると思います。
だから、より娯楽に徹するというか、明るい家族ゲームというものを作るのであれば、その方向性は見えていると思いますよ。で、これは他がやろうと思っても、キャスティングが全てですから、できないことでしょうね。「絶叫」のように大きな声を出さなくても、明るく楽しめるサッカーゲーム。そういうものがあってもいいと思いますよ。
そういう意味で、「宮澤ミシェル」さんという声質の人には「恵まれたな」と思います。
−今回収録したセリフに関しては?
倉敷:とても好意的なスタッフが、自分が言い易いものを選んでくれました。あるいは自分が過去に言ったことの中で、「ああコレを覚えてくれたんだ」という感激もありましたし。
良い文章ってものは、読んだ後に、必ず心に残る良いフレーズってものがあるはず。そういったものが、ゲームの中から1人歩きしてくると良いなぁっと思うんですよね。今回も入ってますけど。
御社のサッカーゲームをシリーズとして考えると、今回が3回目。これが5回目くらいになれば、とんでもなく突き抜けたものができるような予感はあるんですけどね。

「皆さんこんにちは。倉敷保雄です。」
こんな倉敷さんの横断幕ですが、なんとゲーム中に実際に登場します!!お楽しみに |
―そうなればとても嬉しいですね。では、この「LoveFOOTBALL」に期待することは何でしょう?
倉敷:実際のプロ選手の意見を聞いて、その要素をゲームの中にどんどん取り入れて欲しい。このゲームをプレイして、実際のサッカー選手の感覚を共有してから、サッカーという実技に入る。これは新しいシミュレーションの形になると思いますね。
例えば、味方が自分にパスを要求していて、自分はそのとき色んなことを思うわけです。「あいつには今マークがついている」「あいつは今日1対1で勝っている」「あいつは今日調子が良かったな」・・・などなど。
そういった中でリアルなものと、遊びなもの、このゲームには両方あって良いと思うんですよね。何はともあれ発展、進化・・・1番伸びしろを感じられるゲームだと思います。
―最後に、「LoveFOOTBALL」を買われた方、特にクラッキーファンに一言お願いします。
倉敷:1つはプレイ用にして、もう1つは飾って下さいね(笑)。
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