Pos
Num
Name
GK
25
バルーンボサ
DF
16
キイテ・アルボレス
DF
24
ホセミ
MF
ホスイコ
MF
10
ロジェウム
FW
グアイレ
FW
ギジェ・フラコン



人口わずか4万人の小さな町から始まった、黄色い潜水艦の冒険物語。絶対的な大エースと、愉快な仲間達の「ロマン」チックな物語。「僕らが熱狂する大舞台」が始まるその前に、今シーズンにおける紛れも無いベストチームの1つを紹介したいと思います。

南米が誇る名将と、「南米最後の大物」と呼ばれた司令塔が築き上げた「クラシカル・ラテン」。フォーメーションは4−3−1−2。チームの絶対的な司令塔はOHで、ピッチの中央やや左寄りにどっしりと居座る。呆れる程のボールキープ、ピンポイントのパス、そして食い下がる相手選手を引きずっていくボディバランス・・・丁度8年前、フランスの「新将軍」がこんなプレイをしていた事が思い出される。
そんな「王様」を後方から支えるのは、「フィジカル部隊」と呼んで差し支えない3人のハーフ。もはやサイドディフェンダーとしての概念を超越したプレイエリアを誇る左のDYN。右のDYNは、そのハードかつ堅実な貢献が評価されて「カナリア色」から「情熱の赤」へと先日“衣替え”をした。中盤の最高尾に居座るFSWは、これまでに何度も「ゼブラ」で欧州最高峰の戦いを経験している。この3人の後方部隊が激しく、強く動くことで、王様はわがままに「自由」を謳歌する。サブメンバーにも個性派・万能派を揃えたこの中盤のクオリティは、「欧州ベスト4」に相応しい高さを誇る。


王様のパスを受ける2トップの組み合わせも斬新で、中盤の後方部隊に決して劣らない運動量とスピードで前線を掻き回す。特に金髪のSKは、サブロマンに来て完全に得点本能が覚醒した、現在リーガ屈指の点取り屋である。4バックも名前こそ地味だが、実に南米らしい嫌らしさとしつこさで簡単に得点を許さない。特にいぶし銀の両サイドバックに感じる勝負強さとしたたかさは、アイドル性を重視するようになった現在のフットボールでは余り見ることが出来ない代物だ。
実力者揃いであり、クセ者揃いのサブロマン。主力のプロフィールを見ると、その殆どがかつてどこかのビッグクラブで挫折を経験していることがわかる。ミラノ、カタルーニャ、トリノ、マンチェスター・・・今シーズン、初挑戦のヨーロッパで見事ベスト4という快挙を成し遂げた裏側には、そんな彼らなりの「リベンジ」に賭けた思いがあったのかもしれない。

グループリーグで「赤い悪魔」を叩き落し、ベスト8でミラノの古豪を振り切った彼らの快進撃は、皮肉にもオールイエローで染まった自らのホームスタジアムで幕を閉じる。試合終了直前のPK獲得で歓喜の大爆発をしたスタンドは、その直後のPK失敗で一斉に泣き出してしまった。ここまで1人でチームを牽引してきた、唯一にして絶対の「王様」が放ったペナルティキックは、―フットボールのセオリーと言えばそれまでだが−止められた。ピンポイントキックなど幾らでも蹴ってきたはずのコントロールショットが、ここ一番で甘く入ってしまった。それから試合終了までの数分間、王様は完全に茫然自失だった。
しかし観客は「誰が自分達をこんな舞台まで引っ張ってきたのか?」を良く知っている。終了後、ユニホームを頭からかぶって素顔を隠した王様に対して、拍手を送り続けた菜の花のスタンドに、僕たちもまた拍手を送りたい。

「サブロマンの王様」は、いまや個の力で国内の中堅チームを欧州ベスト4にまで導く程の「力」と「凄み」を持っている。「神の子」と呼ばれた同郷の天才が世界を制したのは、イタリアのナポリで愛された直後だった。そしていま彼も、同じように小さな港町から永久に愛されようとしている。

「南米最後の王様」リケルメは世界を獲れるだろうか。



ラブフト収録済選手・・・9人。
オンライン追加選手・・・9人。   合計・・・・18人。